激務サラリーマン脱出物語

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「若いうちの苦労は買ってでもしろ」の本当の意味

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結論

  • 若いうちから苦労は買うべきである。しかし、苦労を買う場所は決して間違えてはいけない。
  • 若いうちから苦労をすべきなのは、自分の資産(自動でお金を稼いでくれるシステム)をつくるための仕事である。そうすれば、会社に縛られない経済的・時間的な自由が手に入る。
  • 資産づくりを目的とした場合、会社の仕事で苦労を買うことは非効率である。

  

 「若いうちの苦労は買ってでもしろ。」

この言葉、みなさんも一度は親や上司、先輩など目上の人から言われたことがあると思います。私も企業に務めるサラリーマンですから、上司や先輩から同じような意味のことを言われたことは何度かあります。

 

しかし、この上司が言っていることは、ある意味では正しいですが、本質的な意味では全くの間違いです。こと資本主義経済の日本においては、この考え方は社畜まっしぐらの可能性を大きく孕(はら)んでいますので、必ずその本質を理解しておかなければなりません。

 

なぜ「苦労は買ってでもしろ」と言われるのか

会社で言われる「若いうちの苦労は買ってでもしろ。」は、「どんな仕事でも文句を言わずに働け。そうすれば社内での評価があがるので、給料が増えたり、将来希望するポジションに就きやすくなったり、会社での居心地が良くなったりするぞ。」という意味を含んでいます。

 

確かに、若いうちに苦労して長時間労働を行ったり、ストレスが強くかかる仕事をこなしていれば、そのような目的を果たせるかもしれません。また、仕事を頑張れば営業スキルや事務スキルなど、将来の仕事に活かせるスキルが身につくかもしれません。しかし、そこには2つの大きな罠があります。

   

会社の仕事で苦労を買うことが非効率な理由その1

会社の仕事で苦労をすることは、実は大変非効率です。

 

第一に、そのリターンが得られる確実性がないからです。雇われの会社員でいる限り、将来の自分の給料やポジションを決めるのは上司です。平社員は課長に、課長は部長に、部長は社長に、社長は株主にポジションや給料(役員報酬)を決められます。

 

もしあなたが苦労を買って、毎日残業してストレスフルな仕事をこなしたとしても、評価はあなたの上司が決めます。希望のポジションや給料が達成すれば良いですが、もし希望が達成しなければ「あれだけ頑張って働いたのに、上司は正確に評価してくれない。この会社はクソだ。」と腹を立てるわけです。

 

なぜ腹を立てるのかと言えば、「時間」という「資産」を会社に大量に投じたにもかかわらず、そのリターンが得られなかったからです。雇われの身である限り、投資のリターンは「上司の評価」という数字で測れない非常に曖昧なものに一任されることになることは絶対に忘れてはなりません。

 

 会社の仕事で苦労を買うことが非効率な理由その2

雇われのサラリーマンは、他人(株主)の資産づくりのために苦労をしています。なぜ他人の資産づくりをすることが非効率なのかと言えば、そこには複利の効果がないからです。金持ちになり時間的にも経済的にも自由になるためには、この複利の効果を生かさなければなりません。

 

複利の効果

複利の効果を説明するための一例を記します。

 

500万円を貯金し、ボロの戸建物件を年80万円で貸し出すという投資をしたとします。そうすると、7年後には約500万円の収入が得られます。

このお金を、同じように2戸目の物件取得のために再投資します。結果、翌年からは80万円+80万円=160万円のお金が毎年自動的に手に入るようになります。そうすると、つぎは3年後には約500万円の収入が得られます。

このお金を、同じように3戸目の物件取得のために再投資します。結果、翌年からは80万円+80万円+80万円=240万円のお金が毎年自動的に手に入るようになります。そうすると、つぎは2年後には約500万円の収入が得られます。

このお金を、同じように4戸目の物件取得のために再投資します。結果、翌年からは80万円+80万円+80万円+80万円=320万円のお金が毎年自動的に手に入るようになります。そうすると、つぎは1.5年後には約500万円の収入が得られます。このお金を、5戸目の物件取得に使います。

 

以上のように、投資で得た収益をそのまま再投資することで、雪だるま式に資産が増えていく仕組みを「複利の効果」と言います。上記の例では、約14年後には400万円が自動的に儲かるシステムを構築することができます。(計算を簡単にするために、経費は除外しています。)

 

しかもこの収入はあなたが働かなくても得られる収入です。自分の時間の切り売りではなく、まさに「不動産賃貸業」というビジネスで儲けたお金なのです。 

 

サラリーマンが複利の効果を得られない理由

一方、サラリーマンだけをしている限りは、複利の効果を得ることはできません。なぜなら、自動的にお金を儲けることができるシステムを構築することができても、そのシステムは会社に取り上げられてしまうからです。

 

例えば、あなたが会社に数億円の利益が毎年儲かるシステムを構築したとしましょう。そのような場合でも、あなたが今後一生そのシステムのおかげで働かなくてもよくなる、というわけにはいきません。そのシステムは、会社のものだからです。

 

 せいぜい、ボーナスが数十万円〜数百万円上がるだけでしょう。しかも、ボーナスが上がるのはそのシステムを開発した「期」のみでしょう。次の期からはそのシステムを築いた実績は忘れ去られ、0からの実績評価となるのです。会社はそのシステムを利用して儲け続けているのにもかかわらず、です。

 

これは不平等でもなんでもありません。会社とは、資本主義とはそういう仕組みなのです。出資したものだけが会社(儲けるシステム)を所有することができる。単純な仕組みです。

 

以上のように、「投資に対するリターンが不確実であること」、「他人の資産形成をしているだけであること」から、会社の仕事で苦労をすることは非効率であると考えられるのです。

 

苦労は、自分の資産作りのためにしよう

ここまでで、 会社の仕事で苦労を買うことがいかに非効率なのかを説明してきました。

 

では、若いうちから苦労を買うべきなのはどんな仕事なのでしょうか?

 

それは、自分の資産づくりのための仕事です。すべての時間・お金・体力・精神力を、自分の資産づくりの仕事に投資するべきなのです。サラリーマンが時間的・経済的に自由になるには、これが王道のやり方です。

 

もちろん、「会社で出世して、大きな仕事がしたい」とか、「会社の役に立ちたい」という考え方も素晴らしいと思います。私は全く否定しません。 

 

しかし、経済的に自由になりたい、会社のストレスから解放されたいという方は、絶対に会社の仕事なんかで全ての時間・お金・体力・精神力を奪われてはいけません。

 

アメリカでは「優秀な人ほど会社を起こす」と言われています。彼らは知っているのです。自分が優秀ならば会社で時間を売るよりも、自分のビジネスに時間・金・労働力全てを投資することが、最も効率よくお金を稼ぐ道であることを。

 

逆に日本人でそのことを知っている人は少ないと感じます。それは「副業禁止規定」という現代の奴隷システムがその責任の一旦を担っています。副業が禁止されてしまえば、労働力を売る以外にお金を稼ぐ方法なんて実践すらできないですからね。

 

理想の生活スタイル

会社の仕事は最低限で済ませ、資産づくりのための時間・お金・体力・精神力は必ず余らせておきましょう。会社の仕事でそのすべてを消費することは決してしてはいけません。

 

例えば、平日の21時〜23時と、土日のすべては資産づくりのための仕事をしましょう。気晴らしのために使っていたお金は節約し、投資の原資としてすべて貯金しましょう。 

 

若いうちは、このような苦労を買うべきです。退社後も、自分の資産づくりのための仕事をするという苦労を。同僚や先輩がマイカーや遊びに使っているお金を使わずに、すべて貯金し投資の原資にするという苦労をすべきなのです。

 

資産形成のスピード

もちろん、絶対的な禁欲生活をすべきと言っているわけではありません。身体がすべての資本なので、食費はケチるべきではありませんし、友達付き合いを一切絶つのも考えものです。

 

しかし、「資産形成のスピード」と「時間の無駄使いと散財」はトレードオフの関係にあります。つまり、時間もお金も資産形成に投資すればするほど資産は早く形成され、逆に、時間もお金も投資しなければ資産形成は非常にゆっくりとしたものになるのです。よって、会社の仕事なんて定時で退社し、ひたすら自分の資産づくりのための仕事をすべきです。

 

まとめ

会社の仕事で苦労を買ったとしても、経済的・時間的に豊かになることは決してありません。もしあなたが経済的・時間的自由を得たければ、自分の資産づくりのためにすべての時間・お金・体力・器量を投資すべきなのです。